学校の種類 | 中等教育校 | 併設校 | 連携校 |
入学時試験 | 適性検査などの試検がある | 適性検査などの試検がある | ありません |
高校入試 | ありません | ありません | 簡単な試験があります 推薦枠などで優遇している学校もある |
高校時外部 生徒の募集 |
ありません | 外部生の募集がある | 複数の中学校の生徒が集まる |
長所 | 中高一貫の特徴を活かした、ゆとりのある独自のカリキュラムのもと学習できる | 高校からの入学者からの刺激を受けることができる 先取り学習などで高校の教育を受けられる可能性がある |
地元の中学から高校へと簡単な試験で進めるため、安心感がある |
短所 | 6年間顔ぶれが同じため、中だるみになるおそれがある(各学校で対策あり) | 中学からの入学者と高校からの入学者の学力差今まで受けてきたカリキュラムの違いの問題がある(各学校で対策あり) | 「将来の地域をリードする人間」の育成が目的のため、進学には向かない |
このタイプは、中学・高校といった分け方をしない6年制の学校です。中学校にあたる前期課程(3年)と高校にあたる後期課程(3年)があり、高校からの募集はありません。入学するには試検に合格しなければなりません。
その特長は6年一貫のよさを生かし、個性的でゆとりあるカリキュラムが組める点です。その反面、6年を通して生徒の顔ぶれが同じになってしまい、中だるみするのではないかという声もあります。
このタイプは、都道府県立や市立の高校に、新しく中学校を併設するものです。中学校に入学するには試検に合格しなければなりません。中学校を卒業した後は、試験を受けることなくそのまま高校に進学できます。
併設型は高校での生徒募集があるため、お互いが刺激を受け合いながら高校生活を送れるというメリットがあります。ただ、高校入学の生徒は中学入学の生徒と学力の差が開いている可能性があるので、クラス編成が難しくならないかという問題もあります。最近は、中学・高校でクラス編成を完全に別にするケースも増えてきています。
このタイプは、市町村立の中学校と都道府県立の高校が連携している学校です。中学入学時は、中等教育学校や併設型のような試検はありません。地域によって異なりますが、高校へ進学する時に、簡単な選抜があります。推薦枠などで優遇しているところもあります。